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2009年07月27日

宇宙における生命体に思いをはせる

月面着陸に寄せて
宇宙における生命体に思いをはせる(
nikkeibp
原文タイトル:Life In Space
原文掲載サイト:
www.forbes.com
著者名:Lucas Mix
原文公開日時:2009年7月16日

可能性への考え方は変化し続ける。

1969年、世界は変わった。あるいはわれわれの世界に対する見方が変わったというべき
かもしれない。何千年もの間、人々は、起きて働き、食べて飲み、生活を営んできた。
足元を見れば、泥と土、岩、砂があり、水が流れていた。しかしその足下には常に地球があった。

1969年7月20日am2:56、ニール・アームストロングは未知の世界への一歩を踏みおろした。
人類は初めて、地球以外の地表に一歩を刻んだ。地球はそのとき初めて、現実にいろいろな事が
起きている場所ではなく、空を見上げればそこにある星となった。
ニューヨークのブロンクスを一歩も出たことがなかった女性が初めて飛行機に乗ることを考えて
みよう。また、生まれてからの68年間、カンザス州の農場で過ごしてきた老人がフランスへ行く
ことを考えてみよう。あるいは、何世紀にもわたってアフリカの谷間で生活を営んできた狩猟採集
民族が初めて谷を越え、眼前に広がる広大な平原を見たとしたら、どうだろう?

自分が考えていたよりも地球ははるかに大きな存在だと初めて気付いたとき、あなたの中では
何が起こるか? あらゆる物事を全く違う角度から捉えるようになるだろう。

大地としての地球と、多くの銀河の中の一つ、銀河系にある特定の恒星の軌道上にある天体と
しての地球には、大きな違いがある。1969年、宇宙への第一歩を踏み出したことで、人類は
天体としての地球にあらためて思いを馳せ、宇宙における生命の意味と存在意義について考える
ようになった。
こうした新たな視点から、われわれは地球上の生物が同じ将来を共有していることに気付く。
生命はわれわれを取り巻くもの以上の存在となる。生命は身近なものであり確かなものとなる。
そうして私たちは初めて、地球上の生命にきちんと向き合い、その起源について考え、地球以外
の惑星にも同じことが起こりうるのだろうかという疑問にたどり着く。

疑問はより具体的となり、多くの意味でより科学的になった。宇宙生物学者はこうした新しい視点
から、生命と地球についての広範な疑問を投げかける。特定の場所での生命、他の惑星や衛星
における生命、宇宙での生命の可能性についてだ。さらには、この宇宙には一体いくつの惑星が
存在するのか、そうした惑星はわれわれが既に知っているようなものなのか、生命は存在して
いるのか、生きているとはどういうことなのか、生命は誕生してどれくらい経つのか、生命に未来は
あるのか、といった大いなる疑問も湧いてくる。

宇宙生物学は、天文学、地質学、化学、生物学と関連し、「生命が存在する可能性」を追求する。

人類が真剣に宇宙に目を向けてからまだ数十年しか経っていないが、私たちは太陽系の外に、
既に353の惑星を発見した。その一部は、適度な大きさで、水と適量の太陽エネルギー(太陽が
地を焦がすわけでもなく、生命が凍死もしない程度)が存在する「ハビタブルゾーン(生命居住可能
領域)」と呼ばれるエリアで発見されている。
しかし、土星などのガス惑星の衛星や、(想像することはかなり難しいが)小惑星や彗星でさえも、
生命が生存する可能性はあるのだ。

生命は地球特有のものだと考えると、どういった環境であれば生命は存在しうるのかという重大な
疑問が生じる。これまでは、そうした環境は気温が摂氏0〜100度までの間だと考えられていた。
しかし、われわれはここ数十年の間で、摂氏マイナス20度、そしてプラス122度の環境でも生物を
発見した。こうした発見はすべて、宇宙における生命体に関する一段と完成度の高い全体像を描く
助けになる。

知っての通り、生命とは驚くほど小さな化学的プロセスの上に成り立っている。地球上のあらゆる
生命体は炭素原子を中心元素としている。核酸(DNAとRNA)が情報を記憶し、タンパク質が
生命活動を支えている。ほぼすべての生命体は、糖質をエネルギー源としている。これらは、
地球上の生命について語るときに断定できる数多くの事柄のごく一部だ。そしてこうした事柄が、
地球外生命体の可能性を考えるときの出発点となっている。地球以外で存在する生命体は構造
が異なるのか?異なる構造でも生命体は存在できるのか?

生命にかかわる疑問は時には厄介だ。地球上の生命と星、宇宙における惑星に関する情報の量は
あまりも膨大で、把握が困難なときがある。宇宙生物学者は顕微鏡的な微小なものから宇宙規模
の大きなものに至るまで数多くの情報をつなぎ合わせなければならない。
それでも、谷の端にたどり着いた今、われわれはあらゆる事象の意味を理解しようとしていることに
気付く。

月面着陸によって人類は大きな誇りと、同時に、世の中には解明されていないことがまだまだ存在
するという謙虚な気持ちを持つことになった。かつて月面への着陸がそうであったように、
宇宙生物学も一見不可能な学問のように思える。

ジョン・F・ケネディが月への有人飛行を実現すると述べたとき、技術者も科学者も、どうすれば
そんなことができるのか、ほとんど見当もつかなかった。しかし、何十万人もの人々が何年もかけ、
新たな課題を解決するために新技術を開発し続けた結果、人類は月面着陸を成し遂げた。
宇宙生物学にも同様の義務がある。数百年とは言わずとも数十年をかけて、歴史や多様性、
宇宙の生命に関する新分野を形成するだろう。

ニール・アームストロングが月面に降り立ち、偉業の始まりを告げた。これは同時に人類にとっても
偉業の第一歩だった。ものごとを大局で見ることを始めたのだ。世界は変化し続ける。
同じであり続けることは、ありえない。

posted by 20121221 at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

『ホーキング博士のスペース・アドベンチャー2』

『ホーキング博士のスペース・アドベンチャー(2)』(MSN
□「宇宙に秘められた謎」 ■宇宙への夢とあこがれが開花

 昨年2月、アインシュタインに次ぐもっとも優れた宇宙物理学者で、ブラックホール研究でも
名高い英国のスティーブン・ホーキング氏と、愛娘でジャーナリストのルーシー・ホーキング
さんがタッグを組んで刊行した「ホーキング博士のスペース・アドベンチャー3部作」第1巻
『宇宙への秘密の鍵』に続く第2弾である。

宇宙の実体を子供たちにも分かりやすくというモットーのもとに執筆した冒険物語形式の科学
読み物で、児童文学の要素もあれば、とかく難解になりがちな宇宙に関する最先端の知識を、
初めて触れる人にも楽しみながら理解してもらえる科学解説書になっている。

ブラックホールをテーマにした第1巻は世界的ベストセラーになり、日本国内では20万部を刷った。
今回のテーマは宇宙と生命のミステリーで、とてつもなく広い宇宙には人類と同じような知的生命体
がいるかもしれない、などときかされると、子供でなくてもわくわくした気持ちになってくる。

企画段階から出版化に携わった訳者のさくまさんは、「私、ハッブル望遠鏡が宇宙を飛んでる
なんて知らなかったんです。
それくらいの知識しかなかったから、翻訳する際には調べに調べました」と振り返る。それだけに、
言葉や表現の一つ一つが懇切丁寧で、すーっと頭にしみこんでくる。
宇宙に飛び出していく主人公の少年の物語の進行とともに挿入される、宇宙を知るための言葉の
解説「科学コラム」と、現役の著名な科学者たちから寄せられた最新の宇宙理論を説いた
「宇宙を知るためのガイド」は、どの一編をとっても読み応え十分だ。
豊富にそろえた天体の口絵写真も美しい。人類が潜在的に抱いている宇宙への夢とあこがれが
一気に開花するはず。

posted by 20121221 at 23:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

木星に地球サイズの衝突跡

木星に地球サイズの衝突跡(National Geographic
2009年7月19日、木星表面に新しい黒い“染み”が見つかった。
週末の間に何らかの物体が衝突した跡と考えられ、天文学者達を驚かせている。
カリフォルニア州にあるNASAジェット推進研究所(JPL)の天文学者グレン・オルトン氏
によると、突然できたこの染みは直径は地球よりやや小さく、
未観測の彗星か小惑星が木星に最近衝突して生じたものだという。
「衝突であることは間違いない」と同氏は言う。

木星の南極付近に黒っぽい染みが出現したのを、オーストラリアのアマチュア天文家
アンソニー・ウェスリー氏が7月19日に最初に発見した(写真は上が南極)。
メリーランド州にあるNASAゴダード宇宙飛行センターの天文学者
エイミー・サイモン・ミラー氏も、「天候パターンの変化とは一致しないので、
衝突に違いない」と同意する。

痕跡の元となった衝撃は、1994年にシューメーカー・レビー第9彗星の破片が木星に
衝突したときのものに非常に近いと考えられる。サイモン・ミラー氏によると、衝突した
物体のサイズはまだ判明していないが、木星の上層大気を貫通して穴が開くときに
爆弾のように爆発した可能性があるという。
「衝突の瞬間に木星を真横から見たとしたら、火の玉が見えただろう。画像に写っている
染みは木星大気層の穴ではなく、爆発で燃え尽きて表面に落ちてきた残骸だ」。

今後数日以内にまた別の衝突が起きる可能性があるため、今度は爆発の瞬間を観測
しようと天文学者たちは準備している。
「できるだけ早くすべての大型望遠鏡の照準を合わせるつもりだ」と同氏は話す。
posted by 20121221 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

宇宙で暮らす人間はどんな姿?

宇宙で暮らす人間はどんな姿?(R25
人類が宇宙で子孫を繁栄させて、数百万年経たとしたら…。
果たしてどんな姿になっているのでしょう?
宇宙では筋肉を使わないから、手足がひょろひょろになって、
頭が大きくなって火星人みたいな姿になるんでしょうか

『空想科学読本』の著者であり、空想科学研究所・主任研究員の
柳田理科雄先生に話を聞いてみました。

「仮に、水と空気が確保され、宇宙放射線を遮断した無重力下の
スペースコロニーで、人類が数百万年暮らしたと仮定しましょう。
その場合、やがて脳の発達が見られると思いますが、それは重力が
ないから脳が発達するんじゃなくて、数百万年も経つといろんな
突然変異が発生するからです。なかには脳が大きいものも小さい
ものも誕生するでしょう。
地上では脳が大きすぎると運動能力に支障が生じますが、無重力
なら問題ありません。物理的な問題がなければ脳は大きい方が
様々な情報を素早く処理できるなど、都合がいいので、その子孫
が生き残る可能性は高いでしょうね」

ちなみに約600〜700万年前の猿人の脳容量は約400cc前後だったが、
今の僕らの脳容量が平均1500cc前後。約600万年の進化で脳が4倍
近くにもなっている。数百万年後には脳はもっとデカくなる?

「そういうこともありえます。また、無重力の宇宙では短期間で
骨密度が低下し、使わない筋肉はどんどん萎縮していきます。
子どもが成長して手足や背が伸びていくのは、骨の末端の軟骨が
重力で刺激されるから。もし重力から解放されて刺激を受けず、
筋肉も萎縮していったら、宇宙の人間は手足が短くて弱くなると
いうことが考えられます。人間は重力を支えるために脚の筋肉が
手の筋肉より発達していますが、体重を支える必要のない環境で
数百万年も経てば、手と足がまったく同じ太さになるなんてことも
ありえますね。また、移動するときも壁を使って動くだけなら、
体を支える背骨もあまり必要ない。大人と子どもが似たような
幼児体型になるかもしれません」

なるほど。宇宙に暮らす僕らの子孫は火星人体型じゃなくて、
頭が巨大で手足が同じ長さの幼児体型…。

「ちなみに、月は地球の1/6の重力で火星は地球の1/3の重力です。
ということは、月で育った月星人と火星で育った火星人、さらに
スペースコロニーの無重力で育った人間とではそれぞれ違う姿に
なる可能性があります」

さらにもう百万年とか経ったら、もしかして真空の宇宙にも適応
したスーパー人間とか生まれてきたり?

「宇宙は真空状態ですが、真空とは気圧がゼロということです。
気圧が下がると液体の沸点も下がり、体内の水分が沸騰し、水蒸気
になってしまいます。もし、体の水分が沸騰して蒸発したら体内に
ガスが充満し、体が風船のように膨らんで、やがて破裂してしまう
はずです」

「たとえ数百万年後であっても、宇宙空間そのものに人類が対応
するのは難しいと思います。仮に宇宙空間でも暮らせる生物が
生まれるとしたら、人類とまったく違う環境で進化の過程を経た
“なにか”でしょうね。
例えば、紫外線をエネルギーとして子孫を残していく宇宙バクテリア
や、ジャミラのように宇宙放射線で突然変異を起こした怪獣(笑)。
可能性は相当低いですが、ゼロとは言い切れません」

残念ながら、生きてるうちにジャミラになれる気はしません。
全裸宇宙遊泳の夢は数億年後の子孫に託しておきます。
posted by 20121221 at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

100万年後の人類はタコタコ星人か?

100万年後の人類はタコタコ星人か?(R25
骨の減少に宇宙放射線、宇宙ってチョー危険なんです!
宇宙に行くと「骨が10倍のスピードで減る」とか
「宇宙放射線をガンガン浴びる」とか、
それはもう健康に悪そうな噂を耳にするばかり…。
やっぱ人間、体が資本。そんなに危険なら、ボクの50万円宇宙旅行
計画も、考え直す必要があるかもしれません。
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」の医学博士・大島 博さんに
この話を聞いてみました。

「1週間程度の宇宙滞在の時、まず身体に影響を与えるのが、宇宙
酔いや体液の上昇がもたらす様々な症状です。宇宙酔いとは宇宙船
の中で起こる乗り物酔いのような現象で、吐き気や嘔吐、頭痛など
が突然起こります」

「宇宙酔いのメカニズムは分かっていませんが・・・
地上で私達は『目からの情報』と『耳からの情報(耳の奥の耳石器
で重力や加速度を感知する)』、『手のひらと足の裏側の筋肉から
の情報』の3つを無意識に統合し、自分の体の位置や動きを判断
しています。無重力下では耳と手足からの感覚がなくなり、
重力を統合する処理ができないため、脳が混乱して宇宙酔いすると
いわれています。とはいえ、宇宙酔いは3日ぐらいでなくなります」

つまり、3日間酔い続けるってことですか・・・。
「さらに無重力下では体の中の水分(血液を含む体液)1〜2リットル
が、顔を含む上半身に移動します。
そのため顔はむくんで『ムーンフェイス』という状態になり、
脚は『バードレッグ』といわれるほど細くなります。こちらも、
体が変化を感知して徐々に体液のバランスを取っていき、ムーン
フェイスは最初の2〜3日がピークで、1カ月もすればほぼ元の状態
に戻ります」
こちらも一時的な症状なので、人体に致命的な影響を及ぼすことは
ないらしい。では、今回の若田宇宙飛行士のように約4カ月に及ぶ
長期滞在の場合はどんなことが起こるの?

「長期滞在では骨や筋肉の減少と宇宙放射線が問題になってきます。
宇宙ではカルシウムが骨に沈着しにくくなり、地上の10倍の速さで
骨密度が低下します。お年寄りは年間約1%の骨が減りますが、宇
宙では月に平均1〜1.5%、最大2.5%減るケースもあります。
同様に、使わない筋肉も衰えていきます。筋肉は1 日平均1%減り、
3カ月で30%減ったケースもあります」

若田さんは最大10%の骨が減り30%以上の筋肉が落ちるってこと?
減るだけの筋肉がないボクはなにが減る!?

「筋肉の減少は1日2.5時間の運動で補います。骨の減少も運動で
多少カバーできますが、それだけでは足りません。そこで、今回
若田さんは『ビスフォスフォネート』という、骨粗しょう症の治療
に使われる薬を飲んでいます。これが有効という結果になれば、
宇宙での骨の減少を予防する対策になります。若田さんは約4カ月
の宇宙滞在で、理論上はお年寄りの10年に匹敵する骨や筋肉の減少
を経験しますから、それを予防するためのトレーニングや薬の効果
を地上に持ち帰ってもらうことで、お年寄りの骨粗しょう症の予防
に役立てたいとも考えているんですよ」

なるほど。最先端の宇宙医学が地球へ還元されるのはいいことです。

「一方の宇宙放射線は、なんでも透過する性質なので、宇宙船の中
にいてもどうしても被曝してしまいます。
一般的に、被曝線量が一定値を超えると、白内障やガンを誘発しや
すくなります。女性なら卵子に深刻な影響を与える可能性も。
そこで、宇宙飛行士は宇宙に行く前に、これまでの生涯でどれだけ
放射線を浴びているかを必ず調べ、各宇宙飛行士が危険な水準を
超えないようにミッションの期間などを割り当てるんです。
もちろん、これまで宇宙へ行ったことが原因でガンになった人は
いません」

許容範囲とはいえ、今のところ宇宙放射線を100%防ぐ方法はない。
やはり宇宙は人間にとって、まだまだ危険な場所のようです。
posted by 20121221 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く

ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く(asahi
[著]リサ・ランドール
■現代宇宙物理学の最先端からの報告
最新の宇宙論に触れるたびに抱くのは、宇宙に果てはあるのか、
広大無辺な宇宙における人間の存在とは一体何なのかといった、
考えれば考えるほど頭がぼうっとしてきそうな問いである。
素人に納得できる解答が出されないまま、理論宇宙物理学の
新しい学説が送り出されている。

今回の新機軸は、我々はブレーンと呼ばれる膜のようなものの上で
暮らしているのかもしれないと説く「ワープした余剰次元」理論。
それと、その理論の提唱者にして本書の著者が、アインシュタイン
やホーキングといった、異次元の住人を思わせる天才ではなく、
才色兼備の物理学者という点。

では、その余剰次元とは何か。
我々が認識する世界は、縦・横・高さという3つの次元。
それに時間も入れた4次元の世界ならば、常識で理解できる。
しかし実際にはこれに、歪んだ(ワープした)第5の次元が
存在するというのが余剰次元理論である。
いや、こんな説明ではわからなくて当然。
そもそも600ページに及ぶ本書内容を数行で要約できるはずがない。

本書の半分あまりはアインシュタインから超ひも理論までの
理論物理学史のおさらいに当てられている。かつてニュートンは、
自分が他よりも遠くを見通せたのは、巨人たち(偉大な先人たち)
の肩の上に乗っていたからだと語ったという。
研究が進み知識が増えつのるに伴い、先端科学を理解するための
素養も増大する。踏み越えるべき巨人の数も増すというわけだ。
おまけに次元数まで増えてしまった!

そこで本書の冒頭では高次の次元という考え方が、芸術家の遠近法
になぞらえて説明されている。また、歴史のおさらいは、著者自ら
が提唱する最新理論が登場した必然性を踏まえている点で斬新。
新しい難解な理論が生み出される現場を垣間見られるエピソードも
楽しい。難点があるとしたら、当事者が語る歴史特有の、細部への
こだわりだろうか。ともあれ、異次元宇宙にワープするには格好の
1冊である。




posted by 20121221 at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

アストロバイオロジー

アストロバイオロジー
※アストロバイオロジー(Astrobiology)とは、
 「Astronomy(天文学)+Biology(生物学)」からきた言葉
※アストロバイオロジーは1998年頃にNASAが提唱した新たな学問分野。 その目標は次の3つの問題を解明すること。
 ・私たちはどこから来たのか
 ・私たちは孤独な存在なのか
 ・私たちはどこへゆくのか

※地球環境問題をはじめ、我々の存在基盤を揺るがす課題に何ら
 手を打てない今、150億光年の時空スケールで、我々とは何か、
 どこから来て、どこへ行くのかを問い、新しい文明のあり方を
 追求したものがアストロバイオロジーastrobiology。
 現在我々は、地球環境問題をはじめ、資源・エネルギー問題、
 人口問題、食糧問題など、様々な問題を抱えている。
 これらは、ある意味で現在の我々の生き方の問題と総称できる。
 我々はこの文明の問題を抱える一方、初めて地球の重力圏を突破、
 宇宙から地球を見る視点を獲得した。その結果今我々は、宇宙や
 生命の歴史を一つの物語として語れるようになった。

普遍性を持つ宇宙の生物学、アストロバイオロジー(松井孝典)
 アストロバイオロジーというのは、比較惑星学プラス生物。
 宇宙における生命の起源と進化、分布、未来を研究するのが
 アストロバイオロジーだと再定義し、NASAは21世紀の宇宙探査、
 惑星探査を全てアストロバイオロジーを基本にやりますと宣言。
 金星の雲は強酸性の状態ですが、地球上から生物を持っていった
 時に、そういう所でも生き延びる生物がいるかもしれない。
 そういう極限環境における生物探査もアストロバイオロジー。




◇人類に残された最大の謎―“生命”はいつ、どこで、どのように
 誕生したのか?20世紀末から本格化した宇宙探査は、生命の起源
 について驚くべき事実を明らかにしつつある。
 地球生命は「特別な存在」ではない。生命の誕生と進化の鍵は
 宇宙が知っている。


◇ビッグバン以来150億年の時間スケール、150億光年の空間スケール
 で地球と文明を考える・・・それがアストロバイオロジー。
 環境・人口・食糧問題など、文明の成立基盤を揺るがす現代の
 深刻な課題を地球システムの問題ととらえ、宇宙の知的生命体の
 1つ、「宇宙人」として我々人類が目を向ける。

posted by 20121221 at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地球外知的生命体探査・SETI

地球外知的生命体探査・SETI(Wikipedia
地球外知的生命体探査(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)とは、
地球外知的生命体による宇宙文明の存在を検知するプロジェクト。
SETI(セティ / セチ)と略称される。世界で多くのSETIが進行中。

※概要
地球外の文明を地球上から探そうというプロジェクトであり、
「SF」と「現実を対象にする自然科学」との接点でもある。
SETIの中で現在最も大規模に行われている方法では、電波望遠鏡で
受信した電波を解析し、地球外知的生命から発せられたものが
ないか探すというもので、この方式のプロジェクトの幾つかでは
惑星協会やSETI研究所が重要な役割を果たしている。
1970年代からは電波のほかに、光学望遠鏡を使って地球の人類と
同等以上のテクノロジーを持つ知的生命体ならば発する可能性の
ある大輝度レーザー光を検出する試みもなされており、専用望遠鏡
も存在。
一方で地球から地球外文明に電磁波または「物」でメッセージを
送る分野は、METI (Messaging to Extra-Terrestrial Intelligence) とよばれている。1983年にスタンフォード大学のアンテナから
アルタイルへメッセージが送信されたが、これは日本人による初の
METI企画。
又、宇宙探査機にメッセージを搭載した例としては、パイオニア
探査機の金属板が、更にボイジャーのゴールデンレコードがある。

◇SETI institute(地球外知的生命体探査協会)公式サイト
◇SETI@home公式サイト






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MJ-12(米国政府内の宇宙人接触委員会)

MJ-12(Wikipedia
MJ-12(Majestic 12)とは宇宙人に関する調査や、宇宙人との接触
や交渉を、過去60年、秘密裏に行ってきたとされる米国政府内の
委員会の名称。
政府高官や科学者など12人の専門家で構成され、世界を陰で操って
いるとされる。1984年にアマチュアUFO専門家が「MJ-12の秘密文書」
や、トルーマン大統領の署名が入った手紙などを「発見」し、
その後米国で盛んに流布され、マスコミでも取り上げられブームに。
「秘密文章」の信憑性は、一時期FBIも調査を行ったが、ほどなく
悪戯であるという結論に終わった。その後、「MJ-12 に関する極秘
文章」と称する書類が米国各地で次々に「発見」され、現在までに
数千ページも収集されているが、偽物であることが明確なほど稚拙
なものが多い。

※MJ-12関連の宇宙人情報
 ・ロズウェル事件(1947年)
 ・MJ-12設置(1947年)
 ・ニューメキシコ州(1947年)
 ・MJ-12と宇宙人のコンタクト(1954年頃)
 ・ケネディ、アポロ計画発表(1961年)
 ・ケネディ暗殺(1963年)
 ・キャトル・ミューティレーションの公式報告(1967年)
 ・アポロ13号燃料タンク爆発事故(1970年)
 ・アニマルミューティレーション増加(1973年)
 ・映画「未知との遭遇」公開(1977年)
 ・ブルーブックリポートNo13(1977年)
 ・米国で情報公開法訴訟(1978年)
 ・グレイと米国の密約交渉(1980年)
 ・映画「E.T.」公開(1982年)
 ・テレビ映画「V ビジター・宇宙からの訪問者」(1983年)
 ・ダルシー地下実験場の内部情報(1985年頃)
 ・チャレンジャー号爆発事故(1986年)
 ・MJ-12文書公表(1987年)
 ・エクスカリバー開発・レプタリアンとの交渉(1989年)


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小惑星の衝突から地球を守る方法7選

小惑星の衝突から地球を守る方法7選
(wiredvision)

3月、超高層ビル並みの大きさの小惑星が、地球から8万kmを通過。
宇宙レベルでは間一髪の距離。もし衝突していたら、1908年に
シベリアのツングースカで約2000平方kmの樹木をなぎ倒した天体
爆発と同等の規模になっていた可能性があった。
[地上から見ると、静止衛星軌道の倍の高さを通過。直径21〜41m]

2004年に、地球近傍小惑星アポフィスも見つかっている
[直径300mで、今後最も破壊的な衝突可能性が高い]。
天文学者達は、この小惑星が2029年に地球衝突の可能性と発表
したが、後にそれを否定し、ニアミス予測を2036年に改めた。

「NASA目標は、直径1km以上の地球近傍天体を90%見つけ出す事。
現在82%まで特定したが、積極的に探し始めたのはここ8〜10年程」
[NEOプログラムによると、2009年3月末で、地球近傍天体を6191個
発見。うち直径1km以上のものは773個。地球近傍天体全体のうち
1042が「危険な可能性のある小惑星」(PHO)とされている]

以下に、衝突回避策を7つ紹介しよう。

@小惑星自体を核爆破
映画『アルマゲドン』で有名になったこの方法は、地球に衝突
する小惑星を、スキート射撃よろしく撃ち落してしまうもの。
しかし、この方法には危険も伴う。爆破された破片が地球衝突
する可能性があるし、核爆弾にそれ程の威力がないかもしれない。
A近くで核爆発を起こす
 小惑星そのものを爆破するのではなく、核爆発を起こして小惑星
 の軌道を地球から逸らす方法。この方法は、小惑星が地球に到達
 する何十年も前に実行しなくてはならず、例え実行したとしても、
 思い通りに進路を変えるのは容易ではない。
B衝突機を衝突させる
 欧州宇宙機関(ESA)では、小惑星に衝突機を衝突させて軌道を
 そらす『ドン・キホーテ』ミッションを計画。2つの探査機を
 異なる軌道に乗せ、1つは小惑星の位置や形状を正確に観測し、
 もう1つは小惑星に衝突させてその軌道を変えるというもの。
Cレーザーを当てて蒸発させる
 数台の宇宙船に搭載した機械を使って太陽光を集め、それを
 小惑星の凍っていると思われる表面に照射する方法。
 表面温度を上げ、細かい破片を蒸気のように噴き出させて、
 その力で進路を変えようというも。
D宇宙船を着陸させて誘導
 小惑星の上に宇宙船を着陸させ、電気推進ロケットを何度か
 噴射して、その力で進路を変える方法。可能性としては有力な
 手段だが、回転する小惑星にそのような力をうまく加える事は
 難しいだろう。
E重力牽引宇宙船
 全ての物体は重力を発する。それがたった1台の宇宙船でも。
 宇宙船を小惑星の近くに配置するだけで、重力によって小惑星
 を軌道から逸らせるかもしれない。
Fソーラー・セール(太陽帆)
 小惑星に、[太陽からの]光子を捉える帆を取り付ける方法。
 宇宙船を着陸させるよりさらに難しいが、キュートな方法で
 あることは確か。







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